-From 4-
誘われるままに受け入れ、唾液を絡ませ、煽り、その舌の蠢きに答える。
その様子に、ゼロスは目を細めて揶揄するように問うた。
「どうしたんです?今日はやけに乗り気じゃありませんか」
「さあ…そんな気分なのかもな」
くくく…
共犯者の含み笑いで妖艶に微笑んでみせるゼルガディス。
そこにいるのはすでにいつもの禁欲的な雰囲気を纏った青年ではなかった。
ゼロスに向き直り首に腕を回して顔を寄せ、唇が付くか付かないかの所で囁く。
「それとも…あんたの好みじゃない…か?」
-To 闇と闇の化学反応-
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