-From 22-
ルルを抱いた俺がたどり着いたのは、1件の家。
だが、それは「家」というにはもったいないほどだった。
しいて言うなら、「お屋敷」だな。
ステンドグラスの窓が日の光を浴びている。
「おい……ガウリイ……」
俺の腕にいるルルが話しかけた。
「お前なあ……もうちょっと女らしいしゃべり方できないのか……?」
「そんなことはどうでもいい。それより、お前はここがどこか知ってるのか?」
「ルルの家」
俺に問いかけるルルに、即答した。
「まあ、性格には『元』ゼルの家、だな。はっはっは」
「はっはっは、じゃないっ!どこぞのゴキブリ魔族のような笑い方をするな!それより、何でお前が俺の家なんかを知ってるんだ!」
「そりゃあ知ってるさ。お前のことなら何でも、な」
言うと、俺はルルを抱きかかえたまま家の中に入り、寝室のベッドの上にルルを押し倒した。
ゆっくりとその服を脱がす。
「ガウリイ…?」
ルルが何か問いかけるより早く。
俺はルルの唇を奪っていた。
「んっ……」
ゆっくりと、舌を動かす。最初はじたばたしていたルルも、抵抗をやめていた。
「ルル……」
俺の手は無意識にルルの胸へと向かっていた。俺はルルの桃色の乳首を軽くつまんだ。
「あっ……はぁ……ん……」
いつもは聞かせてくれないような甘い声が漏れる。
「ルル、すっごく可愛いぞ☆」
語尾に星マークなんかをつけて誤魔化してみたが、もちろんそんなことでルルが許してくれるはずがない。
「ガウリイ……お前……後で必ずしばき倒すからな……」
「そりゃあ大変。んじゃ、しばき倒される前に楽しんどかないとな」
我ながらなかなかいいことを言ったと思う。
俺はルルの下半身に手を伸ばす。
股間を探ったが、男の印である「アレ」がない。
その代わり、女の象徴である小さな突起物が股間にちょこんとあった。
「やれやれ……女らしくなったのは胸だけだと思ってたが……どうやら本当に女になっちまったようだな……」
「おいっ!ちょっと待て!そりゃどういう意味だ!?」
ルルのツッコミは無視し、俺はその突起物を優しく撫でた。
「……あっ……はぁ……ん……」
うーん……今まで男(ゼル)しか抱いたことなかったから、女の体はちょっとやりづらいなあ……。
そんなことを思いながら、俺がある場所を探り当てると、ルルの身体がびくっと震えた。
「ん……あっ……」
「ルル……ひょっとして、ここが感じるのか?」
耳元でささやき、右手で乳首、左手で突起物をいじくる。
「んっ……はぁっ……あ、あんっ……」
もはやルルの顔には、あの「クールで冷静沈着な自称残酷な魔剣士」だったゼルガディスの面影は全然感じられなかった。それどころか、今のルルは、少し触っただけでも感じてしまう、敏感で押しに弱い美少女。
「あ、あんっ……くっ、はぁっ……!」
今までよりも大きくルルの身体が震え、ルルは身体の力が抜けたように、へなへなとベッドへ倒れ込んだ。どうやら今のでイッたようである。
「ルル……?」
俺は、そのときのルルの表情に、思わず欲情してしまうほど魅了されてしまった。
-To 恋に溺れて……【18禁】-
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