力が抜けてベッドに倒れたルルの顔といったら！
　とても言葉では言い表せない。
　俺はすかさず、もう１度その突起物に触れた。
　「……あっ！？ガウリイ、やめ……」
　ルルが何か言うより早く。俺はさっきの場所をもう１度撫でていた。
　「あぁん……！」
　「ゼル……いや、ルルか……。俺はさっき、お前のことなら何でも知ってるって言ったよな。ほら、家に入るとき。
　　……でもな……俺、お前の感じやすいとことか、全部知ってるんだぜ」
　いたずらっぽく言うと、俺は指の動きを早めた。
　先ほどのようにもう片方の手はルルの胸を軽く揉み、動揺の色を隠せないルルの唇にそっとキスする。
　「ふぅ……ん……はぁっ……」
　ルルの「あそこ」は、もうぐちょぐちょに濡れている。おかげでベッドのシーツにはシミができていた。
　「ひっ……や、やぁっ……！」
　俺が胸を揉む力を強くすると、ルルはもがいて抵抗した。
　だが、俺はこれでも腕力にはかなり自信がある（これは自慢以外のなんでもない）。ましてや女性の身体に変化してしまったルルの力では、どうしようもない。
　「まあ、そう嫌がるなって。ちゃんと気持ちよくしてあげるからさ。それとも、もっと強い方がいいのか？」
　答えを聞く前に、力をいっそう強める。無意識のうちに、女性器を撫でる指にも力がこもる。
　「あっ……！んっ、あぁん……！はぁっ……！」
　ルルの下半身は完全に濡れている。俺の指も、いつしか水に手を突っ込んだみたいに濡れていた。だが、指が濡れた原因がルルだということだけで、俺はなんの感情も抱かなかった。
　――ただ、ルルを抱きたい。それだけで。
　「やっ、ガ、ガウリイ……！」
　ルルが半分涙目で俺を見る。
　……ああ、そのときのルルの顔、できればみんなにも見せたかったなあ。ルルを知らない奴でも、絶対に性欲がアップするぞ。
　「どうした？気持ちいいか？」
　にこりと、ルルに微笑む。ルルは何も言わなかった。