第60話:闇色に

作:卯月さん


-From 59-
言って現れたのは、全身を闇色の衣に包んだ神官、ゼロス。

ズガシャアアァァァンッ!

「おや?どうしたんですか?
頭から茂みに突っ込んで…。」
「なんでお前が此処に居るんだ!?
それにっ!☆マークって!雰囲気ぶち壊しじゃないかっ!」
「お久しぶりですね。ゼルガディスさん。」
「流さないでくれ…虚しいから…。」
「しかし…雰囲気云々の事を僕に言われましても……。」
「………………………。」
「………………………。」
「……分かった。何の用だ?」
「はい。実は、ゼルガディスさんにお願いがあるんです。」
「お願い?」
「はい。暫くの間ゼルガディスさんと一緒に旅をさせていただきたいんです。」
(何か…このパターン前にもあった様な…。)
「……目的は?」
「それはもちろん…」
「秘密なんだろ…。どうせ。」

暫し沈黙。

「ぐすんっ…ぐずす……いっ…いぢわる………。」
地面にのの字を書いていじけるゼロス。
「いじけるな…。ウザいから。」
「はい…。同行してもかまいませんか?」
「…………。はぁ…。良いだろう。」
「わーい♪毎晩一緒に眠れますね♪」
「それは却下。」
「…まぁお礼はしましょう。」
ひょいとゼルガディスをお姫様だっこするゼロス。
「っな…////⁉」

「次の町の宿まで行きましょう。」
妖しく笑んでゼロスは言う。

何時の間にか、辺りは真っ暗になっていた。


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